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私たちの仕事
自動車の40%以上にNOKメタルの金属環が使われており、
日本の自動車産業の一翼を担っています
金属環、合成ゴム、バネで構成されているオイルシールは、文字通り「オイル(油)」を「シール(封じる)」という名前の部品です。自動車のエンジンやトランスミッションなどに使われていて、主に回転軸端部からの油漏れや、外部からのほこりの侵入を防ぎます。
親会社のNOK(株)のオイルシールは、国内シェア約70%になります。NOKメタルでは、そのオイルシールの金属環の約60%を製造しています。金属環の大きさはさまざまです。分類すると1万種類以上になり、私たちが製造している金属環は、実に国内の道路を走る車の約40%に使われていることになります。
弊社は、宮城県涌谷町に本社・箟岳工場、福島県川俣町に秋山、小神工場があります。3つの工場の中には、50年、40年という長い歴史と持つ工場もあります。そうした中で私たちが最も重きを置いているのが、安全に働ける明るい職場づくりです。
特に近年は、工場という枠を外し、部門ごとに横断的に全体を見るようにしています。例えば、業務部は3つの工場全体の従業員の作業環境の維持管理、福利厚生、施設管理を担当しています。管理部、技術部、製造部門についても工場間の壁を無くす組織を作り、均一で高いクオリティを全ての工場で保てるよう改善を図っています。順調に整って行けば、品質や安全面などで改善すべき点が生じた際、横展開がかなりスムーズになります。
NOKメタルは、常に今の先を見据え、成長し続けていく企業です。
経営理念
- 愛情と信頼に基づく人間尊重経営
- 派閥の無い強固な団結による風通しのよい経営
- 超常識の努力を惜しまない逆境に強い経営
- 常に夢を求める計画経営
NOKメタル株式会社は、NOKのオイルシール関係の2つの子会社を2005年に再編合併させた新会社です。宮城県涌谷町に本社・箟岳工場、福島県川俣町に秋山、小神工場があり、2010年には川俣工場二本松を設立し、さらに2018年には、NOKグループのオイルシール事業部の衛星企業という位置づけで新たな一歩を踏み出しました。
私たちが製造しております製品は、オイルシールの中でも主に自動車のエンジンやトランスミッションなどに使用されるオイルシールの一部となる金属環です。日々、生産しております金属環の95%がNOKグループ6社に納品されます。重大な責任を担っておりますことは言うまでもありません。安定供給のための危機管理方策として、BCM(事業継続マネジメント)を整備し、啓発を重ねながら事業継続を可能にする体制づくりに取り組んでいます。
もちろん現場サイドでもクオリティの高い製品を生み出すために様々な活動を展開しています。例えば、主に製造部門が中心になります5S活動、TCD活動(Total Cost Down/トータルコストダウン)、間接部門では小集団活動で業務の効率化などの改善活動を実施しております。ほかにも各個人の提案活動を具現化しながら成功体験を積み重ね、共に成長していくことを目指しています。
こうした活動の根幹をなすのが「人間尊重経営」です。弊社の社員は、インドネシアからの技能実習生以外は、ほぼ地元採用です。個人の向上は、会社全体、ひいては地域の幸せにつながっていきます。弊社では、これからも社員を第一に考えながら様々なコミュニケーションを通して「人づくり」に注力し、これまで培ってきたものづくりの喜びとセンスを伝えて行きたいと考えております。AI・IoT( Internet of Things)も使いこなすのは人です。これからも人と人とがつながり、人が人を育てる弊社らしい仕組みを育んで行きたいと思っています。